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香港:リトルリーグ
長男はアメリカで生まれ5歳で帰国し2年後香港に赴任が決まったとき、日本の幼稚園の年長を経験し、新一年生になっていましたので香港では日本人学校に決めました。
当時の香港日本人学校は1学年10クラス以上もあるマンモス校、狭い敷地に子供達がひしめきあっている有様でした。学校内に運動場もなく、運動会は別にグラウンドを借りる状態で、狭い香港では運動不足になると心配していました。ちょうど息子の友人が香港リトルリーグに入り、息子も一緒に入りたいと希望もありましたので野球が大好きな夫と私は大賛成でした。
香港ではラグビーが盛んでサッカーも人気でしたが、野球は子供達のチームが沢山あり地元のチーム、ヨーロピアンチーム、アメリカ人チームもあり対外試合もありました。
土曜日は練習、日曜は試合のルーティンでしたので、狭い香港を送り迎えする週末でした。父親は監督、コーチ、練習相手、母親はそのサポートで懇親会などもあり、3歳の下の息子を連れて忙しく大変な時もありましたが、親子とも貴重な体験が出来ました。
高学年になるとアジア大会、世界大会もあり海外遠征や海外での試合など強い日本チームは憧れでした。今も香港の日本人向けフリーペーパーに香港リトルリーグの試合結果などの記事を見ると嬉しくなってしまいます。
オリックスの盗塁王福本豊さんが練習を見学に来て、子供達に気さくに声をかけアドバイスをして下さった時は保護者の方が興奮していました。
海外に住んでいる実感もなかなか出来ない日本人学校通学ですが、地元の水泳教室や体操教室などに通うことで習い事を通じて英語や中国語にふれる機会が多く、現地の方々と交流、異文化体験も出来たと思います。
日本人学校の先生方は約3年の任期なのでやる気があって教育熱心な先生が多く、小中一貫校ですので文化祭や運動会は合同で見応えがありました。
小2から小学校卒業まで在籍し、いまも香港時代の友人達との交流が親子共々続いています。 相談員T